北嶋孝のアーカイブ
新サイトがスタートしました。
- 2005年11月1日 01:38
- 北嶋孝
11月1日から新サイトに移行しました。URLも新しくなり、デザインも一変しました。9月に執筆陣が増えたのに続く「異変」かもしれません。
私事で恐縮ですが、この3週間ほど風邪をこじらせてひどい目に遭いました。おまけに常用しているパソコンが壊れ、少なからぬデータが失われてサイトの更新もままならない状態が続きましたが、やっと予備のPCで仕事が続けられるめどが立ちました。これからは内容の充実に努めたいと思います。
旧サイトは閉鎖しますが、内部の記事自体はしばらくの間残したいと考えています。検索などで旧サイトのアドレスが表示されるかもしれませんが、ご容赦ください。
リンクしている場合は新しいアドレスに変更をお願いいたします。
北嶋孝@ノースアイランド舎
ポタライブ 吉祥寺編「源」(緊急再演)
- 2005年9月26日 16:45
- 北嶋孝
ポタライブという風変わりな公演形態があると知ったのは1年ほど前でしょうか。1度申し込みましたが、満員で参加できませんでした。今回、縁があって「吉祥寺編『源』」公演に参加することができました。すでに柳沢さんが緻密な考察を掲載しています(9.25付)。ぼくの報告は付け足しですが、実際どんなふうに進行したか、小1時間の描写を流れに沿ってまとめてみました。柳沢論考と併せて読んでいただけたら幸いです。
しずくまち♭「卒塔婆小町 vol.2」
- 2005年8月26日 21:33
- 北嶋孝
「しずくまち♭」は「芝居者と音楽家の表現ユニット」と名乗るだけあって、音楽に、ここでは楽器の選定と使い方にこだわっているようです。今回の「卒塔婆小町」は、2001年に利賀村で初演以来、何度か取り組んできた演目だそうですが、昨年末から俳優は3人だけ、音楽もアコースティックな楽器だけというシンプルな新演出で再スタートしました。そのとき使われたピアニカとボンゴのほか、今回はアイリッシュハープに替えてピアノと三味線が生演奏されていました(8月21日、荻窪・クレモニア)。
南船北馬一団「どこかにいます」
- 2005年8月10日 19:23
- 北嶋孝
大阪を拠点に活動している南船北馬一団が、2000年夏に上演した「どこかにいます」の改訂版再演を東京・梅ヶ丘BOXで開きました(8月4日-7日)。子供のころの友達関係やほのかな好意を、大人になってから記憶の底をかき回しながら引き揚げるとどうなるか-。いまの微妙な人間関係を映しつつ、繊細かつ濃密に作り上げるサイコスリラーとも言える舞台になっていました。
1周年になりました。
- 2005年8月1日 00:56
- 北嶋孝
本日(8月1日)でこのwonderland サイトがスタートしてちょうど1年になります。この間、多くの方々のおかげなんとか継続することができました。あらためて感謝します。日々の更新だけでなく、演劇関係者のロングインタビュー企画も始まりました。無理せず、しかし着実に、小劇場の「いま」にふれたいと思います。
ことし初めからサイトのリニューアルをすると言ってきたのに、なかなか取りかかれませんでした。やっと状況が整い、体制強化のめどがたちました。第2期の始まりです。ご期待ください。(北嶋孝@ノースアイランド舎)
劇団桃唄309「ブラジャー」
- 2005年7月14日 14:43
- 北嶋孝
劇団桃唄309「ブラジャー」公演が、オープンしたばかりの東京・吉祥寺シアターで開かれました(7月7日-11日)。桃唄はこのところ「多数のシーンを暗転などを全く用いずに間断なくつなげることで、人物像や人間関係、社会状況や歴史的背景などを俯瞰してみせる手法が中心」(劇団Webサイト)の舞台を提供してきたようです。この手法は今回も踏襲され、取り上げた題材はタイトル通り「ブラジャー」です。
劇団鹿殺し「百千万」
- 2005年6月27日 22:44
- 北嶋孝
劇団鹿殺し第12回公演「百千万(モモチマ)」(6月23日-28日)を王子小劇場でみました。入り口で眉をそり上げ、アイシャドウを塗ったお兄ちゃんが幟を抱えて客入れしています。いささか気持ちの悪いチラシの絵柄と同じ雰囲気。結局、舞台も似たような印象に終始しました。ゴキブリコンビナートと大人計画を足して2で割って、結果をすこし薄めたような感じのステージです。
劇団くねくねし「おみそれテクニク大辞典 ろくろっ首ロードくねくね!」
- 2005年6月26日 19:43
- 北嶋孝
芝居が始まると下手のスクリーンに、キューピーが半ズボンを履いたような2頭身のキャラが現れ、例のごとくピョンピョン跳ね回るのですが、危ないと思ったら案の定、地面の裂け目に落下。と同時に、ドーンという音で半ズボン姿の少年が舞台に登場する…。
下北沢駅前劇場で開かれた劇団くねくねし「おみそれテクニク大辞典 ろくろっ首ロードくねくね!」公演(6月16日-19日)は、映像と現実との巧みな接合、ゲームを芝居に仕立てたというか、おとぎ話をゲーム感覚で作り上げたような冒頭のシーンで、切れ味のよいポップな芝居を予感させました。それから2時間。期待通り奇想天外なアイデアが次々に繰り出されるステージがスピーディーに、しかも手抜きなく目の前に現れ、エーッ、そんなのアリか、と思っているウチに、あれよあれよという間にラストのハッピーエンドまで連れて行かれます。ホントに、おみそれしました。
とくお組「マンション男爵」
- 2005年6月21日 22:19
- 北嶋孝
慶応義塾演劇研究会出身の「とくお組」第4回公演「マンション男爵」が東京・渋谷の LE DECOで開かれました(6月15日-19日)。昨年のガーディアンガーデン演劇フェスティバルでは残念ながら出場枠から外れましたが、多くの審査員が実力を認める存在でした(「公開審査」参照)。ぼくも予選審査会場にいて、彼らのパフォーマンスに感心した記憶があります。
明治通りに面したビルの5階。マンションの一室らしいフロアーが会場です。時間ぎりぎりに入場したら、すでに大きなテーブルを囲んで「男爵」たちが席に着いています。すぐにメンバー同士が口論したりして内輪もめの様子でした。
劇団乞局「耽餌(たぬび)」
- 2005年6月14日 11:05
- 北嶋孝
不気味な世界観と丁寧な演出などで評価の高い劇団「乞局」(コツボネ)の第8回公演「耽餌(たぬび)」が6月9日から12日まで王子小劇場で開かれました。同劇場が主催する「2004年佐藤佐吉賞」で最優秀作品賞(「汚い月 『陰漏』改訂現代版」)を受賞したこともあって、期待の舞台でした。
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