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劇評セミナー課題のアーカイブ

イキウメ「The Library of Life まとめ*図書館的人生(上)」

◎劇評を書くセミナー 東京芸術劇場コース 第4回 報告と課題劇評

 劇評を書くセミナー東京芸術劇場コース第4回が開かれたのは昨年12月7日(金)でした。取り上げたのはイキウメ「The Library of Life まとめ*図書館的人生(上)」公演(2012年11月16日-12月2日)です。それから1ヵ月。講師の佐々木敦さん(批評家)の意見や批判を受けて、受講者がその後手を入れた劇評を掲載しました。佐々木さんのコメントも併せて、じっくりご覧ください。(編集部)
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柿喰う客「無差別」

◎劇評を書くセミナー 東京芸術劇場コース 第2回 報告と課題劇評

「柿喰う客」の1年半ぶりとなる新作公演「無差別」が9月から10月にかけて東京、福岡、大阪で開かれました。この東京公演を取り上げた劇評セミナー2012東京芸術劇場コース第2回が10月5日(金)、東京芸術劇場ミーティングルームで開かれました。提出された課題劇評10本を取り上げ、講師の林あまりさんのコメントを挟みつつ、各執筆者の話を絡めて熱い話し合いが展開されました。以下、受講者の劇評10本と、講師の林あまりさんの寄稿を掲載します。(編集部)
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劇団、本谷有希子 「遭難、」

◎劇評を書くセミナー 東京芸術劇場コース 第3回 報告と課題劇評

「遭難、」公演チラシ

「遭難、」公演チラシ

 ワンダーランドの「劇評を書くセミナー」(東京芸術劇場共催)第3回は11月2日(金)午後7時から同劇場ミーティングルームで開かれました。
 合評の対象になったのは、劇団、本谷有希子 「遭難、」。鶴屋南北戯曲賞受賞作の6年ぶりの再演でした。提出された受講者の劇評12本を取り上げならが、講師を務めた演劇ジャーナリスト徳永京子さんが問題提起。その後、公演間近の配役交代と男優による女性教師役の評価、舞台前面で上げ下ろしされる透明な仕切り、トラウマの意味と影響などが話し合われました。以下、掲載の了解が得られた劇評を掲載します。ご一読ください。(編集部)

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劇団オルケーニ「ショックヘッド・ピーター」

◎劇評を書くセミナー 東京芸術劇場コース 第1回 報告と課題劇評

「ショックヘッド・ピーター」公演チラシ

「ショックヘッド・ピーター」公演チラシ

 ワンダーランドの「劇評を書くセミナー」は2012年年9月、リニューアルオープンした東京芸術劇場の共催で始まりました。同劇場で上演される舞台を4人の講師の方々とともに合評する全9回の講座です。第1回は9月21日(金)午後7時から同劇場ミーティングスペースで開かれました。
 合評の対象になったのは「ショックヘッド・ピーター」公演の劇評12本です。この公演が日本語字幕付きのハンガリー語で上演されたことに対する評価、「子ども」のためとは何か、舞台と重ね合わされるハンガリーの戦後史、リニューアルオープンに合わせて取り上げられたわけ、不可解だったウサギ狩りエピソードの意味などなど、多岐にわたる視角から12通りの光があらためて舞台に当てられました。
 執筆した受講者から自分の劇評について話してもらったあと、参加者から質問や意見が出され、講師の林あまりさんが最後に意見と指摘を加えて締めくくる形で進行しました。終わったのが午後10時近く。その後も居残りの方々が館内のレストランで遅くまで話し合いました。以下、執筆者の了解を得た劇評を掲載します。(編集部)
劇評セミナー第1回ページに続く


Port B 「Referendum – 国民投票プロジェクト」

◎劇評を書くセミナーF/T編 第5回 課題劇評 その1

 劇評を書くセミナーF/T編 第5回(最終回)は11月19日(土)午後、にしすがも創造舎で開かれました。取り上げた公演は2本。F/T主催公演の掉尾を飾ったジェローム・ベル 「ザ・ショー・マスト・ゴー・オン」と、ほぼ1ヵ月間、東京近隣だけでなく福島県内を会場にしたPort B 「Referendum – 国民投票プロジェクト」でした。早稲田大演劇博物館研究助手の堀切克洋さんを講師に迎えた当日のセミナーは、名前を隠して事前配布された劇評を読んで意見交換し、最後に筆者から感想を聴くというスタイルで進みました。属人的な要素をとりあえず外し、書かれた原稿だけを基に合評するのはちょっとスリリングでもありました。ここではPort B 「Referendum – 国民投票プロジェクト」を対取り上げます。

【課題劇評】
1.いつか、トーキョーを離れるために(堀切克洋)
2.それは魂鎮めなのか(大泉尚子)
>> ジェローム・ベル 「ザ・ショー・マスト・ゴー・オン」課題劇評ページ
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ジェローム・ベル 「ザ・ショー・マスト・ゴー・オン」

◎劇評を書くセミナーF/T編 第5回 課題劇評 その2

 「ザ・ショー・マスト・ゴー・オン」公演チラシ

公演チラシ(表)

劇評を書くセミナーF/T編 第5回(最終回)は11月19日(土)午後、にしすがも創造舎で開かれました。取り上げた公演は2本。F/T主催公演の掉尾を飾ったジェローム・ベル 「ザ・ショー・マスト・ゴー・オン」と、ほぼ1ヵ月間、東京近隣だけでなく福島県内を会場にしたPort B 「Referendum – 国民投票プロジェクト」でした。早稲田大演劇博物館研究助手の堀切克洋さんを講師に迎えた当日のセミナーは、名前を隠して事前配布された劇評を読んで意見交換し、最後に筆者から感想を聴くというスタイルで進みました。属人的な要素をとりあえず外し、書かれた原稿だけを基に合評するのはちょっとスリリングでもありました。ここでは「ザ・ショー・マスト・ゴー・オン」を対象にした5本を掲載します。

【課題劇評】(到着順に掲載)
1.イヴはなぜ楽園を追放されたのか(山崎健太)
2.ポピュラー音楽の/による親しみやすさ(中山大輔)
3.なぜ舞台は続けられなければならないのか(クリハラユミエ)
4.ポップスターの悲劇(堀切克洋)
5.イエス、ヒズ・ショー・ゴーズ・オン(都留由子)
>> Port B 「Referendum – 国民投票プロジェクト」課題劇評ページ
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遊園地再生事業団「トータル・リビング 1986-2011」

◎劇評を書くセミナーF/T編 第4回 課題劇評 その1

「トータル・リビング」公演チラシ

「トータル・リビング」公演チラシ

 ワンダーランドの「劇評を書くセミナーF/T編」第4回は11月12日(土)、にしすがも創造舎で開かれました。取り上げた公演は、遊園地再生事業団「トータル・リビング 1986-2011」(2011年10月14日-24日)と岡崎藝術座「レッドと黒の膨張する半球体」(10月28日-11月6日)です。講師の木村覚さん(日本女子大講師)も劇評を執筆。参加者の原稿と併せて公演内容や時代背景、劇作家の特質などにも話が及びました。
 最初に「トータル・リビング 1986-2011」評4本を掲載します。
 この作品は若い女性が舞台奥に飛び降りるシーンを早々に配置。バブル前夜の1986年(チェルノブイリ原発事故が起こった年)と2011年を往還しながら「忘却」と「欠落」をさまよい、「世界の歪みとそれでもなお続く私たちの生活が浮かび上がる」(FTサイト)舞台を、それぞれどのようにとらえたのか-。じっくりご覧ください。掲載は到着順です。

1.「忘却」を忘れられない者たちは、この作品で「忘却」を忘却できるだろうか? (髙橋英之)
2.幽霊と記号あるいは没入と忘却 (木村覚)
3.白くつるんとしたもの (都留由子)
4.忘却に抗い穴を穿て (山崎健太)

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岡崎藝術座「レッドと黒の膨張する半球体」

◎劇評を書くセミナーF/T編 第4回 課題劇評 その2

公演チラシ

公演チラシ

 ワンダーランドの「劇評を書くセミナーF/T編」第4回は11月12日(土)、にしすがも創造舎で開かれました。取り上げた公演は、遊園地再生事業団「トータル・リビング 1986-2011」(2011年10月14日-24日)と岡崎藝術座「レッドと黒の膨張する半球体」(10月28日-11月6日)です。講師の木村覚さん(日本女子大講師)も劇評を執筆。課題原稿をたたき台にして、公演内容や時代背景、劇作家の特質などが話し合われました。
 岡崎藝術座「レッドと黒の膨張する半球体」はセミナーで取り上げた公演のうち、最もインパクトがあったという意見でほぼ一致しました。不快と不可解の合わせ技がかかり、なおかつ不思議なほど記憶に引っかかるのはなぜか-。以下の6本はそんな謎にも触れながら舞台をさまざまに読み解いています。当日は、岡崎藝術座の神里雄大さんも参加。活発な討論になりました。掲載は到着順です。

1.「移民」というニセのテーマ (髙橋英之)
2. 「レッドと黒の膨張する半球体」評(水牛健太郎)
3.このとりつくしまのない居心地の悪さ(大泉尚子)
4.明快な物語を切実に訴える過剰な表現(小林重幸)
5.孤独で恐ろしい肖像画(木村覚)(初出:artscape 2011年11月1日号
6.汚れることを恐れているのは誰か? 汚れたのは誰か?(クリハラユミエ)
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維新派「風景画-東京・池袋」

◎劇評を書くセミナーF/T編 第3回 課題劇評

「風景画-東京・池袋」公演チラシ

「風景画-東京・池袋」公演チラシ

 ワンダーランドの「劇評を書くセミナーF/T編」第3回は10月22日(土)、にしすがも創造舎で開かれました。取り上げた公演は、維新派「風景画-東京・池袋」(2011年10月7日-16日)です。9月末の瀬戸内・犬島公演をへて、東京のデパート屋上(西武百貨店池袋本店4階まつりの広場)に登場したパフォーマンスはどのように変貌し、都会のど真ん中にどのように出現したのか-。提出された課題作を基に、講師の岡野宏文さん(元「新劇」編集長)のコメントを挟みながら、駅に隣接したデパート屋上という立地の特質、維新派の活動形態や俳優の特徴など活発な話し合いが続きました。
 以下の8本の劇評は、セミナーでの話し合いを基に加筆、修正されました。掲載は到着順です。
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「宮澤賢治/夢の島から」(ロメオ・カステルッチ構成・演出「わたくしという現象」、飴屋法水構成・演出「じ め ん」)
「無防備映画都市-ルール地方三部作・第二部」(作・演出:ルネ・ポレシュ)

◎劇評を書くセミナー2011 F/T編 第2回 課題劇評

F/T2011 ワンダーランドが毎年開いてきた「劇評を書くセミナー」は今年、フェスティバル/トーキョーと提携して始まりました。
 第1回のトークセッション(9月25日)は入門編でしたが、第2回以降は劇評を書く実践編。公演をみて劇評を書き、受講者と公演や劇評の中身を話し合う機会になります。
 第2回(10月1日)で取り上げたのは、F/Tの委嘱作「宮澤賢治/夢の島から」(ロメオ・カステルッチ構成・演出「わたくしという現象」、飴屋法水構成・演出「じ め ん」)と「無防備映画都市-ルール地方三部作・第二部」(作・演出:ルネ・ポレシュ)でした。
 字数は2000字から4000字前後。いずれの公演も野外で開かれ、既成の枠組みから逸脱するような手法と展開だったせいか、セミナー受講者は原稿執筆に苦しんだようです。
 講師は新野守広さん(立教大教授、シアターアーツ編集委員)でした 。新野さんが執筆した2本を含めて提出された計8本の劇評が取り上げられ、ゼミ形式で2時間半余りしっかり討論されました。セミナー終了後の喫茶店で、講師の新野さんを交えてさらに話が尽きませんでした。
 以下、受講者執筆の6本を提出順に掲載します。原稿はセミナーでの議論を踏まえて再提出されました。すでに掲載されている新野さんの劇評と併せてご覧ください。
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